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日帰りツアー「タイニン省」で寺院見学やローカル登山

日帰りツアー「タイニン省」で寺院見学やローカル登山


ホーチミンの北西部に位置する「タイニン省」は、有名どころを行き尽した方の日帰りツアーにオススメです。

バデン山の神聖な峰には、ベトナムで最も美しい景観デザインの観光地があります - 写真 1。ベトナム発の新興宗教・カオダイ教の総本山であるド派手な寺院を見学したり、メコンデルタ最大のバーデン山でロープウェイやマウンテンコースターに乗ったりと、一風変わった体験ができるツアーです。

ーチミンからカオダイ教寺院までは、ローカルバスで約3時間。そこからバーデン山へはタクシーで15分ほど北上します。入場料やロープウェイのチケット、お昼代などを含めて予算5,000円あれば十分だと思います。


自力で行けるか心配な方はクチトンネル+カオダイ教寺院の日帰り現地ツアーに参加しましょう。

ホーチミン市の北側に位置する街「タイニン(Tay Ninh)」省には、新興宗教「カオダイ教(Dao Cao Dai)」以外にも、有名な宗教施設があります。


それが、タイニン市の北東 11 km に位置する「バーデン山(Nui Ba Den)」。

300年以上の歴史を持つ寺院や仏塔が建つ信仰の山として知られ、多くのベトナム人参拝者で賑わっています。

バデン山の神聖な峰には、ベトナムで最も美しい景観デザインの観光地があります - 写真 4。


この「バーデン山」ですが、近年は"信仰の山" としてではなく、"仏教をテーマにしたテーマパーク"として開発され、注目を浴びています。

開発を手がけているのは、”神の手”があるダナンのテーマパーク「バーナーヒルズ(Ba Na Hills)」などで有名な「サンワールド」。

バーデン山では、ロープウェイや駅舎、仏教施設を整備し、「サンワールド バーデンマウンテン」として、今後も施設が充実していく予定のようです。



今回は、この「サンワールド バーデンマウンテン」に行った様子を、写真メインの旅行記にしてみました。


バーデン山が見えてきました

バーデン山は、街なかの5つ星ホテル「ヴィンパール ホテル タイニン」から約9km、車で約20分の場所にあります。


平地にぽこっと生えたようなバーデン山の標高は986m。実際にはバーデン山、フン山、ヘオ山の3つの山の複合体として成り立っていて、標高は南部で最も高いそうです。そのためか、ホーチミン市から訪れる登山客も多く、山登りスポットとしても知られています。


バデン山の神聖な峰には、ベトナムで最も美しい景観デザインの観光地があります - 写真 3。

私は、山登りの体力も気力もないので、

サクッとロープウェイで観光します。


ロープウェイのチケット購入

ロープウェイのルートは、下記の2つ。

山頂にあるヴァンソン寺(Chua Van Son)

ヴァン ソン ルート(Van Son)

観光施設が建つ山頂までの直行ルート。全長1,847m、所要時間約8分。


ハン パゴダ ルート(Hang Pagoda)

寺院の参拝がメインのルート。全長1,211m、所要時間約5分でハン寺駅に到着するルート

チケット売り場(複数箇所あります)

駐車場付近にあるロープウェイのチケット売り場で、まずチケットを購入。

今回は、頂上まで行くヴァンソンルートにしました。


料金表は基本ベトナム語で、HPのルート名と異なるので分かりづらいですが、

上の段が、寺院に行く(=Len Chua Ba)「ハンパゴダ ルート」。

下の段が、山頂まで行く(=Len Dinh Nui)「ヴァンソン ルート」。


寺院に行くルートは、徒歩で登る方法もあるため、片道か往復を選択可。一方、山頂へ行くルートは、往復のみの料金になります。


山頂へのロープウェイ料金は、

大人往復で24万5000vnd(約1460円)。身長100〜140cmは15万vnd(約900円)。1m以下の場合は無料です。

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ゲートを抜けて


見えてくるのが出発駅となるバーデン駅

ギネス記録を持つ駅

お世辞にもアクセスがいいとはいえない、ベトナムの地方にありながらこのバーデン駅、ギネス記録を持っています。

それは、駅の大きさ。延床面積最大10,959㎡で「世界最大のロープウェイ駅」としてギネス世界記録に認定されているそう。バーナーヒルズのロープウェイもギネスを持っていて、サンワールド。ギネス好きみたいです笑


駅舎は2階建てで高さ 42 メートル。屋根のデザインが3 つの波柱の形をしているのは、この山を構成する「バ山、フン山、ヘオ山」の 3 つを表しているそう。


この山にある 5 本の古木を模した、大きな柱が印象的な駅ロビー

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この看板がある頂上行き(Len Dinh Nui)の列に並びます

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ロープウェイはオーストリアのドッペルマイヤー社製

頂上にあるヴァンソン駅に到着しました。

テーマパークらしい雰囲気のある駅舎は、カオダイ教の建築にインスピレーションを得ているそう。砂岩を主材料にしたきれいな曲線とステンドグラスの装飾は、おとぎの世界を感じさせます。

バーデン山

近くのワゴンで、ホットドックやフランクフルト、肉まんやアイスクリームなどの軽食が売られていました



レディブッダの足元にある屋内施設には「仏教エキシビジョン」のシアターがあり、無料ということだったので行ってみました。


シアター内は土足厳禁。ということで、配られた靴カバーを装着して開始時間までシアター前で待機。


ひんやりとした石のタイルが敷かれたシアター内

しばらくすると、シアター開場。

上の写真の白い部分に仏教にまつわる3D動画が流れるので、タイルの床に座って、少し見上げるような形で鑑賞します。



出口にお茶目な人がいました


さて、ひと通り見学できたので、先ほどの駅からロープウェイで地上へ戻ります。(山の天気は変わりやすく、靄がかかったり気温が下がる場合もあるので、1枚羽織るものがあるといいかもです。)


タイニンみやげも

地上の発着駅「バーデン駅」では、タイニン省ならではのグッズみやげを買うことも可能。駅舎の1階と2階に、それぞれみやげもの店があるのでついでにチェックしてみては。ここバーデン山にちなんだおみやげや、新興宗教カオダイ教のデザインがあしらわれたアイテムも並んでいます。



駅を出た駐車場脇の売店では、タイニン省の名物であるライスペーパーもたくさん売られています。唐辛子などをまぶした味付ライスペーパーは、少々好みが分かれますが、スナック感覚で軽く食べられるもの。話のタネに買って帰るのもありかもしれません。




旧正月には、イベントも開催されるというこの施設。

機会があったらベトナムの「仏教テーマパーク」を体験してみる、というのも面白いかもです。


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